主催: 日本文化人類学会
専修大学
p. 77
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本発表は英軍を退役したネパール人兵士(グルカ兵)の英国市民権取得をめぐる論争を分析することにより、移動の時代の市民権と軍務の関わりについて考える。移動の時代の市民社会は、コアとなる市民の周りを市民権取得の候補者が幾層にもわたってとりまくという玉葱型の構造をなしている。候補者に優先順位をつける際には、軍務という、ネオ・リベラルな政策やコスモポリタン的な議論の中で忘れられがちな要素が、顕在化する。
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