日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第45回研究大会
セッションID: O21
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12日午前の部 O会場
米国アラスカにおけるイヌピアットの先住民生存捕鯨
岸上 伸啓
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抄録
本発表では、米国アラスカ州バロー村の先住民イヌピアットによる捕鯨の形態、獲物の分配と流通、消費について報告するとともに、彼らの社会における捕鯨の意義を検討する。彼らの捕鯨は、新しい技術を利用して行われているが、肉や脂皮を売り、収益を得るための商業活動ではない。捕鯨とそれに関連する諸活動は、現代のイヌピアットの社会・文化的な基盤であり続けている。また、捕鯨は民族のシンボルとして政治的に機能している。
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