主催: 日本文化人類学会
福岡大学
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分科会「日本認識の形成からみた植民地支配、戦争の記憶」において、本発表では、台湾総督府が清朝期の通事(政府公認の原住民族との交易人)呉鳳なる人物を、自分の命と引き替えに原住民族ツォウの首狩り慣行を放棄させた「義人」に仕立て上げ、その廟を再建した歴史に注目し、現在の呉鳳をめぐる信仰・政治・記憶のあり方を検討することにより、植民地の遺物が原住民族に対してなお暴力性を発揮する状況について考察する。
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