日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第47回研究大会
セッションID: PEa2
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代表者:浮ヶ谷幸代(相模女子大学)
在宅緩和ケアにおける看取りとサファリングの諸相
宮城・福島県における在宅緩和ケア遺族調査をもとに
相澤 出
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抄録
在宅緩和ケアの現場では、自宅での看取りが再び可能になりつつある。自宅での看取りで患者と家族(遺族)は、医療化された死の枠に収まらない多様な経験をする場合がある。それを可能にするのは自宅という場での、長い過程としての死の体験である。この過程のなかで患者と家族の間に、喪失や悲嘆にとどまらない体験とその物語が紡ぎ出される。こうしたサファリングの体験である看取りの物語を、継承性という点から検討する。
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