主催: 日本文化人類学会第50回研究大会
京都市立芸術大学
p. B03-
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本発表では追善供養儀礼で歌われるラオスの掛け合い歌「カップ・サムヌア」の構造について明らかにしつつ、やりとりにおいてなにがコンテクストとして指標されているのかを考察する。そこから、カップ・サムヌアが儀礼の場を発語媒介的力によって言祝ぎ、理念的な象徴世界を生みだしていることを明らかにする。最後に、こうした出来事を記述する枠組みとしてパース的な記号論の枠組みを用いる有効性について論じる。