日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第51回研究大会
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分科会F_1 他種と「ともに生きる」ことの民族誌―マルチスピーシーズ人類学の展望と課題
ニホンミツバチの養蜂におけるマルチスピーシーズな関係
海外事例との比較からみた国内研究の展望
大石 高典
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p. F02-

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抄録
養蜂は、植物と動物の送粉共生関係を人が巧みに利用することによって成り立つ。本発表では、日本列島で唯一、在来のミツバチのみが棲息している長崎県対馬を事例に、農林業政策の変化や気候変動のもとで、人、ニホンミツバチ、天敵(外来スズメバチ、病原ウィルスなど)、蜜源植物、野生動物が織りなすマルチスピーシーズな関係をどのように民族誌として描き出すことができるかについて、仮説的に提示する。
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