主催: 日本文化人類学会第51回研究大会
会議名: 日本文化人類学会第51回研究大会
開催地: 神戸大学
開催日: 2017/05/27 - 2017/05/28
p. H06-
移行期正義研究において、先住民及び植民地主義をめぐる議論は従来タブーとされてきた。移行期正義の「移行」を社会の移行ととらえた場合、先住民の存在は移行期正義の「移行」の枠組みそのものを問うことになる。本発表は、グローバルなレベルで規範化が進むジャスティスをいかに用いるかという、多様なアクターによる説明責任を意識した選択・操作に注目し、アンデスの先住民と移行期正義の関係を論じる。