日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第52回研究大会
セッションID: E16
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個人発表 E13-E18
遺物保護の意識の生成とライフヒストリー
タイ東北部バンチェン遺跡の事例から
*中村 真里絵
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抄録
本報告では、タイ東北部バンチェン遺跡を事例として、1966年の遺跡「発見」以降の社会変化のなかで、村人と遺物の関係性がいかに変わってきたのか、そして村人はいかに遺物を保護する対象とみなすようになったのかを、村人のライフヒストリーから明らかにする。その際、毎年おこなわれるバンチェン世界遺産祭りにおける村の歴史再現劇を参照し、個人と村の歴史の狭間から、文化遺産保護意識が生成されてきたことを示す。
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