主催: 日本文化人類学会第53回研究大会
会議名: 日本文化人類学会第53回研究大会
開催地: 東北大学
開催日: 2019/06/01 - 2019/06/02
本発表の目的は、1995年に起こった阪神・淡路大震災を契機として活発化した在日外国人支援活動のひとつとして位置づけられる「在日ベトナム人支援団体」の設立から現在までの系譜を提示し、日本社会における多様な文化的背景を持つアソシエーションのあり方を考察することである。多文化共生社会を志向するアソシエーションにおける意思決定の事例をとおして、多様性を消去することのない新しい社会的価値を規定する実践を明らかにしたうえで、そのような実践を作り出す論理的背景を考察する。