日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第55回研究大会
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分科会3 記憶と慰霊を媒介にした社会の新しい形―東日本大震災10年目の被災地をめぐって―
東日本大震災における遺体の文化的及び社会的課題について
*ボレー ペンメレン セバスチャン
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キーワード: 災害, , 追悼, 慰霊, 遺族, 遺体
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p. A09-

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抄録

甚大な被害を伴う災害では、多数の遺体をどのように扱うかという課題に直面する。東日本大震災ではこの課題に際して、レジャー施設や公共施設が仮設遺体安置所に、空き地が集団埋葬地に転用された。本稿では東日本大震災の事例から、「日常」と「災害」の死の管理との関係を人類学的に分析し、大量死の管理における文化の役割についての理解を深める。

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