主催: 日本文化人類学会第55回研究大会
会議名: 日本文化人類学会第55回研究大会
回次: 55
開催地: 京都大学(オンライン)
開催日: 2021/05/29 - 2021/05/30
神戸大学
p. B01-
(EndNote、Reference Manager、ProCite、RefWorksとの互換性あり)
(BibDesk、LaTeXとの互換性あり)
本発表では、内陸アラスカ先住民ディチナニクが経験した歴史を紐解き、コロナ禍においても語られた過去回帰の予言がこの社会で人口に膾炙している理由・背景を考察する。20世紀前半には自給経済から混合経済への変化が起きた。過去回帰の予言はそのような変化の中でも社会の自律性を守ろうとする意識に基づいており、予言は他者への強制が望ましくない社会において、年長者が若者に働きかけるための方法として考えることができる。
すでにアカウントをお持ちの場合 サインインはこちら