日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第55回研究大会
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個別発表(B会場)
「風」としての笑い
アメリカ先住民ナバホのユーモアと癒し
*渡辺 浩平
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p. B05-

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抄録
先住民研究において、ユーモアは、苦悩を緩和する集合的な実践として論じられる。アメリカ先住民ナバホ保留地においては、親族が集まる宴会や儀礼の場では、冗談語りやからかいによって、大きな笑いが生起する。本発表では、笑いを共有することが、苦悩の変容といかに関わるかを明らかにする。そこから、ナバホのコミュニティ・レジリエンスと笑い合うことで歓びを共有するという身体的な経験の関連について考察していく。
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