日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第55回研究大会
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個別発表(E会場)
クロノトポス(時空)としてのラテンアメリカ
地域研究から「ラテンアメリカらしさ」のエスノグラフィーへ
*井上 大介*池田 光穂
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p. E05-

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抄録
ラ米研究における研究者と研究対象間のクロノトポロジカル(時空間的)な政治性について考察する。記号学者ワルター・ミグノーロは、植民地支配において最も隠蔽されてきた境界領域に居住する先住民たちの知恵を「ボーダー・グノーシス」と名付けているが、発表では、同概念に基づきながら、ラテンアメリカをめぐる科学的言説とその生成過程における政治性について再確認し、新たな科学的言説生産の可能性・不可能性について考察したい。
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