怪物の森と共に

ベトナム、マングローブ湿地の景観誌

抄録

ベトナムの最南端に位置するマングローブ林は人新世における撹乱された生態系の一つである。本発表では、ドゥルーズ・ガタリの「リトルネロについて」（『千のプラトー』）を手がかりとして、撹乱された生態系のポリリズムを紐解き、「何かがともに成り立つのはどのようにしてか」という問題について考察する。