日本文化人類学会研究大会発表要旨集
Online ISSN : 2189-7964
ISSN-L : 2189-7964
日本文化人類学会第58回研究大会
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分科会SA(Ⅰ)空間統治と「国家の介入しにくい空間」
あいまいな民族がエスカレートさせる政情不安
2021年クーデター後のミャンマー情勢を民族関係に注目して分析する
*岡野 英之
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p. SA01-

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抄録
本発表が注目するのは2021年にクーデターが発生したミャンマーの政治情勢である。同クーデター後のミャンマーでは、従来からあった「国家の介入しにくい空間」を足掛かりに、同空間が拡大している。そのプロセスには同国の民族のあり方が関係している。とりわけ「ビルマ化」した少数民族が、少数民族を主体とする内戦と、民主主義復権のための武装闘争とを架橋することになった。
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