抄録
総合知に関連した政策や取り組みが成功するか否かのカギは、研究マネジメント人材のリエゾン機能の活性化に依存する。総合知創出における研究マネジメント人材のリエゾン機能は5つのファクター(異分野連携の調和円滑化、資源の可視化・共有化、社会課題との接続、資金の持続的調達、人材の育成ネット化支援)から構成される。しかしながら、マネジメント人材は、量的に不足しており、かつ、質的強化も必須である。さらに、当該のキャリアパスは不安定な状態にあり、組織的な育成体制は各所で不足しており脆弱性が露呈している。従前の研究開発エコシステムを変革するため、社会全体のステークホルダーを巻き込んだ新たな枠組みが必要になるであろう。