発達障害研究
Online ISSN : 2758-9048
Print ISSN : 0387-9682
強度行動障害者支援の到達点と今後の課題:特集にあたり
志賀 利一
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ジャーナル オープンアクセス

2019 年 41 巻 2 号 p. 103-113

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抄録
強度行動障害者支援に対する関心が高まっている.事実,ここ数年,厚生労働省はいくつもの新しい施策を打ち出している.しかし,国のこれらの施策があっても,残念ながら,今も多くの強度行動障害者は,安全で安心できる生活が送れているとは言えない.本特集は,過去30年間,障害福祉分野の大きな課題のひとつであった強度行動障害者支援について,どのような経過をたどってきたかを振り返り,現在,国・地方自治体・障害福祉事業所等がどのような新しい試みを行っているかを紹介することで,これから解決すべき課題を明らかにすることを目的に企画したものである.特集の内容は,障害福祉分野の施策に偏っている.また,十分な科学的根拠の集積だけでなく,経験則をベースにした臨床的判断による記述が一定の割合を占めている.しかし,強度行動障害とは,戦後我が国の障害福祉分野のひとつの大きな課題であり,広く多くの知的障害・発達障害に関係する研究者や実践者等に精読していただきたい.
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© 2019 日本発達障害学会
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