災害情報
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[論文]
退避タイミングの教示とイメージトレーニングの地震時退避行動への効果:緊急地震速報の有無による比較
村越 真, 小山 真人, 大石 勝博, 岩田 孝仁
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2011 年 9 巻 p. 94-102

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抄録

震災時の初期微動を利用した退避タイミングの教示とイメージトレーニングの効果を、緊急地震速報のある条件とない条件で検討した。実験1では緊急地震速報を提示する条件下で、33名の学生をイメージトレーニングおよび退避タイミングの教示群(IT群)、緊急地震速報提示のみの群(EEW群)、そのいずれもない対照群にランダムに割り当て、震度7相当で緊急地震速報から4-5秒で初期微動、その後3-4秒で主要動が発生する起震車による地震の際の退避行動を、行動評定と退避時間で比較した。また実験2では緊急地震速報を提示しない条件下で、39名の学生をIT群と対照群に割り当て、イメージトレーニングと退避タイミング教示の効果を検討した。その結果、実験1の行動評定では対照群とIT群の間に、退避開始時間では3群間に有意差がみられた。また実験2では両群間で行動評定と退避開始時間に有意差が認められた。以上の結果から、退避タイミング教示とイメージトレーニングは退避行動を促進すること、緊急地震速報は減災効果が認められるものの、上記の教示やトレーニングと組み合わせることで、その効果が確実になることが結論づけられた。

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© 2011 日本災害情報学会
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