抄録
本論は、防災学術連携体主催による「東日本大震災からの十年とこれから-58学会、防災学術連携体の活動-」において発表した内容に、その後の考察を加えたものである。東日本大震災の発生から10年が経過したことを受け、日本安全教育学会がこの10年間で組織的に取り組んできた学校安全に関する研究と実践、社会貢献の概要を報告する。
また、日本安全教育学会の会員が個人として、多様な場面で社会貢献を果たしてきたことについても著者が関連したものを中心に言及する。
最後に、世界の安全教育を推進するために、日本安全教育学会がわが国において希少価値の高い学術団体であることを示す。