安全教育学研究
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災害時におけるSNS上での誤情報・虚偽情報を見極める中学生向け教材の開発と評価
酒井 郷平, 塩田 真吾
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2021 年 20 巻 3 号 p. 85-97

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抄録
近年、災害時におけるSNS上での誤情報・虚偽情報の流布が社会問題となっており、災害時にSNSを上手に活用して防災・減災に役立てていく一方で、情報を見極め、誤情報や虚偽情報の拡散を防ぐことが求められている。そこで本研究では、中学生を対象として、災害時における誤情報や虚偽情報を見極め、拡散を防ぐための教材を開発し、その効果を検証することを目的とした。中学生向けの教材では、災害場面を設定し、SNSの情報を実際に見極める活動や信頼性を議論するワークを取り入れ、「誰が言ったのか」、「いつ言ったのか」、「複数の情報を確かめたか」の3つを確認する内容で構成し、中学校での実践を想定した授業を開発した。教材の評価を行うため、中学生を対象とした授業実践を行った結果、事前と事後の質問紙調査において「情報を読み解く自信」や「自らが誤った情報を広めてしまう危険性の認識」について、得点の平均値に有意差が確認された。このことから、本研究の実践により、防災時の情報を見極めるためのポイントの理解や自らが誤った情報を拡散してしまう危険性の認識を促すことできたと考えられる。
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