抄録
本研究の目的は,Rotterの社会的学習理論として紹介されたLocus of Controlの考え方を基に,安全統制感尺度の構築の可能性について検討し,併せて,その安全統制感とソーシャルサポート認知との関連性についても検討することである,そこで今回,2つの小学校の5 6年生を対象に,安全統制感尺度の作成を目的とした質問紙調査を実施し,437名の回答を得た。
得られたデータについて因子分析を行った結果,安全統制感尺度として,仮説と一致した「自己統制」,「他者統剃」,「運命統制」の3因子が抽出され,この3因子を下位尺度として信頼性と妥当性を有することが確認された。