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本論はオンラインRミュニティ上の情報を企業が利用するための根拠について扱う。オンラインRミュニティにおいてルーマンのいうところのシステム信頼が形成されるとき、そこでの情報の信頼は高まる。それは、情報の内容の真偽が判明するとか、正確な情報の量が増えると言うことを意味しているのではなく、閲覧者やメンバーに対して影響力の強い情報をもったオンラインRミュニティになったことを意味する。従って、企業による利用価値が高まり、企業はそのオンラインRミュニティ上の情報を信頼できるようになるだろう。