抄録
本研究では,通常学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童のための居場所づくりを行った。千葉市にあるオープンプランのA小学校に通学する5名の児童を対象に居場所づくりを行い,観察調査や担任教師へのヒアリング調査を通して,居場所の改良を行った結果,特別な教育的支援を必要とする児童が落ち着いて過ごせる居場所に求められる要素が明らかになった。1)視線:クラスの児童からは見えないが担任教師からは見える場所にあること。2)意識:自分のための場所,リラックスできる場所。3)使い方:休み時間はクラス全員の児童が自由に使えるが授業中は支援児童だけが使っても良い場所である。4)配置と環境:昇降口から教室を通らずに居場所にスムーズに入ることができる。上履きを脱いで床座で使用することが出来る。