日本インテリア学会 論文報告集
Online ISSN : 2435-5542
Print ISSN : 1882-4471
ソファの形状が利用者に与える心理的影響
家具の寸法と形状に関する実験的研究 その2
橋本 都子
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2020 年 30 巻 p. 43-48

詳細
抄録
本研究の目的は利用者の心理にあわせた家具デザインの選定や室内計画を行うために,家具の寸法や形状に関わる知見を提供することである。ソファの形状を変数とした実験を行い,被験者に与える心理的な影響について明らかにした。その結果,以下の傾向が把握された。(1)二人掛けソファの間にテーブルがあることで心理的な対人距離は遠くなり,「くつろげる」と評価された。(2)ソファに肘掛けがある場合「自分の領域がある」「話しかけにくい」と評価された。個人作業の場合は肘掛けがある方が,会話をする場合は肘掛けがない方が適していると考えられる。(3)二人が直角に着座する場合,並列に着座する場合と比較して,「会話の距離には近い」「居心地が悪い」と評価されるが,資料を共有した知人どうしの短時間の会話の場合は,話しかけ易さの観点から適していると評価された。
著者関連情報
© 2020 日本インテリア学会
前の記事 次の記事
feedback
Top