抄録
本研究では,情報処理活動を支援する物的環境要素として個人作業をするためのデスクレイアウトを明らかにすることを目的とした。調査の方法としては,アンケート調査(知的活動における疲労・気分状態,デスクレイアウトの印象評価)と脳血流測定を行った。デスクレイアウトは,基本的な3つのレイアウト(対向式,同向式,左右対向式)で比較した。以下の結果が得られた。
対向式で課題成績が最も高く,脳賦活が活性化する問題時の賦活量が最も多かった。また,レイアウトの良さを示す「居住性」の印象を与える環境が情報処理作業に影響を与えた。
以上より,情報処理作業において対向式が最も優位な傾向にあることが分かった。