抄録
本研究では,都心の地下街の充実化を目的として,地下街空間におけるワークスペースとして利用したいカフェの空間要素,ワークスペース専用空間及び生活利便施設のニーズを明らかにするため,地下街のカフェ3店舗の利用者を対象にアンケート調査を行った。得られた知見を以下に示す。
1)ワークスペースとして利用したいと思うカフェの要素として最も回答割合が高いのは「快適性」76.5%であり,重要な要素といえる。次に「機能性」54%,「利便性(立ち寄りやすさ)」38%,「作業性」35.2%,「利便性(打ち合わせのしやすさ)」6.6%の降順である。
2)地下街にワークスペース専用空間のニーズがあることが,全回答者の75%,職業別に68%~88%という高い割合によって示された。
3)現役世代の20代~50代の単身及び家族世帯の5割以上に生活用品を買い揃えられる店舗や生鮮食料品店のニーズがある。