抄録
前報では男性,女性それぞれ所有する衣類の収納ボリュ一ムについての推定を試みた。すなわち,アンケート調査によって得られたデータをもとに,ある代表的な衣類(スーツ, ジャケット等)の数量と衣類全体(和服を除く)の収納ボリュームの関係について検討したところ,両者の間には高い相関があり,回帰直線を用いて-部の衣類の数量から,衣類全体の収納ボリュームの推定が可能であることを示し, またその結果を用いて推定のための早見表を作成 した。
その後,推定の方法を更に改良検討し, また新たに得られたデータをもとに,推定によらない衣類の収納ボリュームと早見表による推定値とを比較したところ,良い結果を得ることが出来た。