1992 年 48 巻 9 号 p. 629-641
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擦弦楽器の弦の定常な持続自励振動を、まず弦と弓の間の摩擦力特性を断片線形化することによって解析し、次にこの解を、操作が収束する限り、繰返し法によって、曲線の摩擦力特性の場合に拡張した。用いた手法は、断片線形系の定常振動に対する、級数変換を伴うFourier級数解法である。取り扱われた振動は、一つの周期が一つの接着区間と一つの滑走区間から成り立つところの、いわゆるHelmholtz型の振動である。
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