東北大学工学部電気工学科
1994 年 50 巻 2 号 p. 103-109
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本論文では、骨を音響的手法により診断する方法の開発を目指して、骨の曲げ振動伝搬速度を評価するための手法を提案する。骨と皮膚表面間の肉の影響を除くために、低周波数で加振した際の骨表面上の速度分布を超音波診断装置を用いて定量的に測定し、その結果を分布定数線路モデルと整合することによって波長を求める。これによって、骨の曲げ振動伝搬速度を計測する。7MHzの超音波を用いて、本手法の人体の橈骨へ適用した実験結果を、レーザドプラ法による基礎的実験結果と比較して提示する。
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