日本音響学会誌
Online ISSN : 2432-2040
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任意格子FD-TD法を用いた音響管解析
板倉 啓介柏 達也霜田 英麿鏡 愼田頭 博昭
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1995 年 51 巻 8 号 p. 606-612

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抄録
近年、我々は電磁界分野で用いられている時間領域での差分法の一つであるFD-TD法(the Finite-Difference Time-Domain method)の音響分野への適用を行ってきた。この手法は従来、直交格子を用いるため、曲線形状などの任意形状に適用する場合、段階近似を行わなければならず、必要な計算機容量が増大するという欠点があった。そこで今回、その問題に対処するため従来の定式化を一般化した任意格子を用いた場合の定式化を行った。また、この任意格子FD-TD法を用いて実際に任意形状モデルの解析を行い本手法の妥当性、有効性を示した。
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© 1995 一般社団法人 日本音響学会
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