日本音響学会誌
Online ISSN : 2432-2040
Print ISSN : 0369-4232
複合周波数変化音追跡神経演算モデル
相川 清明, 河原 英紀
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1997 年 53 巻 2 号 p. 95-102

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抄録
周波数変化音の動的知覚過程は, 2次系の伝達関数で表される周波数変化音追跡系により表現できることはすでに報告した。本論文では, 周波数チャネルが特徴周波数の順に並んだトノトピックな構造を持つ自己回帰型神経マトリックス上で, 周波数変化音を追跡する神経演算モデルを提案する。このモデルは Lp ノルムを用いた新しいスペクトルピーク内挿アルゴリズムを特徴とする。この神経演算モデルにより複数の周波数変化音をそれぞれ2次系の特性で追跡できるようになった。本演算モデルにより交差する二つの周波数変化音によって起こるピッチの跳ね返り, ピッチに関する音脈の融合, 分岐などの効果を再現できる。また, 知覚的なオーバシュート効果についても説明する。
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© 1997 一般社団法人 日本音響学会
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