抄録
自然な対話音声を合成するためには, 先行発話との関係など対話に関する情報に基づいて韻律を決定する必要がある。本論文は, 対話情報を用いて韻律パラメータを決定するための2段階予測手法について述べた後, スケジュール調整を行う対話を対象として, アクセント句ごとの最大基本周波数を決定する規則の生成と評価を行った結果を示す。対話情報として7種の属性を用いることによって基本周波数の予測誤差を大きく減少させることができた。また, 2段階予測が少数のデータからの頑健な規則導出にも有効であることが示されている。