2023 年 79 巻 9 号 p. 438-446
オンライン上の不正アクセス防止のために,音声の聞き取り問題を提示して,ユーザが人間か機械かを判別する音声型CAPTCHAを提案する。日本語単語の隣接する2モーラを入れ替える手法(前後交替)と一つのモーラの子音を削除する手法(子音削除)で非語を作り,単語と判別する課題を行った。その際,機械(音声認識ツール)と人間で判別実験を行い,機械受入率と人間拒否率が最小化するよう,単語親密度,モーラ数,交替位置,削除位置を調整した。その結果,システムの安全性を表すF値が従来手法よりも向上し,CAPTCHAの回答時間も短縮することができた。