朝鮮語教育 : 理論と実践
Online ISSN : 2434-1142
Print ISSN : 2188-6768
論文
시간부사 ‘갓’의 양태성에 대하여
睦 宗均
著者情報
ジャーナル オープンアクセス

2018 年 13 巻 p. 25-48

詳細
抄録

本稿は、基準時(=発話時)の少し前に終結した「事態(Event)」を修飾する韓 国語の副詞〈갓(Gat)〉に関する研究で、韓国の高麗大学が提供するコーパスから収 得した401 の用例を調査し、〈Gat〉構文の「時間性」と「モダリティ」の用法につ いて考察を行ったものである。 まず、副詞〈Gat〉の修飾する事態の語彙的意味に注目し、事態が終結した後に現 れる「変化の結果」であることを明らかにした。そして、副詞〈Gat〉の修飾を受け る「変化の結果」は、時間と共にその状態が変化していく事態であること、即ち‘程 度性’をもつ「変化の結果」であることを確認した。また、「変化の結果」について は、基準時から経過した事態の経過時間(=‘時間の量’)だけでなく、時間と共に 変化した「変化の結果」の状態の量(=‘状態の量’)も測ることができると主張し た。そして、話者は基準時から‘時間の量’だけに注目し、“それほど経過していな い”と判断、評価するのが副詞〈Gat〉の「時間性」であり、‘状態の量’に注目し “それほど変化していない”と判断、評価するのが副詞〈Gat〉の「モダリティ」で あると規定した。

著者関連情報
© 2018 朝鮮語教育学会
前の記事 次の記事
feedback
Top