抄録
本研究では、顧客の許容納期が商品のディスカウントにより引き伸ばすことができる場合があることに着目し、発注からある一定期間経過した時にコストを比較することでタイムディスカウントを実行するモデル(モデル1)および利益(販売利益—コスト)を比較することでタイムディスカウントを実行するモデル(モデル2)、そしてタイムディスカウントの時期を動的に決めるモデル(モデル3)を構築した。それぞれのモデルにおいて数値実験を行ない、タイムディスカウントを実行する決定要因としての境界在庫水準を求め数値実験を行なった結果、タイムディスカウントを実行することにより利益を増やすとともに欠品をゼロにまで抑えることができることを明らかにし、最適タイムディスカウントの実行時期を求めた。