経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
2002年度秋季全国研究発表大会
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形式的ドラマ理論の基本定理
*木嶋 恭一
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p. 30

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抄録
ドラマ理論は、外生的に与えられた意思決定環境下で、主体が事前交渉を経て内成的にエネルギーを高め整合性のある合意に達するまでの一連の過程を一つのドラマとして捉える。ドラマはエピソードの連続であり、一つのエピソードは、基本的に、場面設定、相互作用の構築、クライマックス、合意形成(解決)、実施(大団円)、の5つの段階から構成される。本稿は、5つの段階のなかで最も重要な相互作用の構築とクライマックスのステージは、複数の意思決定主体が「ポジション」と「脅し」を用いて相互作用を行う段階である。そこでは、一般に何らかのパラドクスが生じ、それらの解消にむけてドラマが盛り上がるのである。本稿は、これらのパラドクスを定式化し、それらの解消の関係を基本定理として整理することを目的として、その厳密な形式化を行い、パラドクス解消に向けた、ポジションと脅しの役割に関する新たな知見を得る。
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© 2002 経営情報学会
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