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片方のプレイヤーが相手の主観について誤認識しているような2人ゲーム、特に、この誤認識を解消することがいずれのプレイヤーにとっても利得の増加に繋がるようなゲームにおいて、誤認識解消のために仲裁行為が果たす役割について、ハイパーゲーム理論を用いて分析する。そのような典型的な状況を考え、そこでは、仲裁者を用いずプレイヤー同士が直接に情報交換を行う形式のプレコミュニケーションによって誤認識を解消することは不可能であるが、仲裁者を介して間接的に情報交換を行う形式のプレコミュニケーションによって誤認識を解消することは可能であることを示し、その意味について考察する。