抄録
本稿は、最終顧客に製品・サービス供給の責任を持つ供給者がサプライチェーン全プロセスの品質保証を行う方法について検討した。サプライチェーンには複数の業者が介在するが、ISO9001:2000 による品質システムは同規格による認証が契約条件となっている製品について、サプライチェーンに介在する業者がそれぞれの作業範囲で閉じた形で品質システムを構築しているのが現実である。しかし、改善活動の範囲が限定されるため、各業者が行う改善活動が最終消費者に対する品質改善につながらないことがある。そこで、指摘した問題を乗り越える一手段としてRFIDチップに代表される製品特定技術を適用することを提案した。