抄録
組織の全体最適を進める上で必要となる情報を分類・体系化するための論理的構造としてはZachmanフレームワークがよく知られているが、その一方で抽象的であるがゆえに、エンタープライズアーキテクチャを導入しようとする立場の人にとって必ずしも使いやすいものにはなっていない。筆者らは、Zachmanフレームワークに基づくEA遂行戦略であるFinkelsteinの手法を踏まえ、ゴール指向アプローチによるEA遂行プロセスとして、Why、What、How、に着目した手法を提案する。本稿では、提案する手法の有効性を評価するために、あるITシステム会社のソリューションビジネス化検討案件へ適用した結果を報告する。