抄録
インターネット利用者の急増に伴い,ECサイトを運営する企業では,SEOやSEM対策として知られるように,自社サイト内のユーザログを分析し,HPや広告の改善,そして商品プロモートへ活用しようという試みが高まっている.本研究ではWEBログデータを利用して,ユーザの巡回行動を有向グラフで表現し,そのグラフを縮約することで主要なサイト構造を特定する.その後,抽出したサイト構造を利用して,目的とするコンバージョンイベントに反応するユーザと,反応しないユーザに特徴的な巡回行動のパターンを,多目的進化型計算を応用した方法で抽出する.そして,実用的な観点から,それらのパターンが有効であることを示す.