零細事業の例として地域内発型女性起業をとりあげ、ホームページ活用の効果や費用、構築運営の実態を明らかにすることが本研究の目的である。 アンケート集計によると、目標達成団体と目標未達成団体の間で相違がみられる事柄としては、プロフィールでは、業務内容、ホームページの開設時期、独自のURLを有しているかどうか、費用対効果では、ホームページを介した売上、定性的な効果、構築費用、管理運営費用があげられた。正準相関分析によると、零細事業者がホームページを活用し目標達成に満足しているかどうかは、独自のURLを取得すること、困ったときに専門業者へ相談していること、キーワード検索を意識していること、社内に専門担当者をおくこと、と関係があることがわかった。