経営情報学会 全国研究発表大会要旨集
2009年秋季全国研究発表大会
セッションID: B1-1
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消費者の階層的意思決定法を用いた2企業間の価格性能競争の分析
*關 良徳猪原 健弘
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抄録
本論文では消費者は多くの代替案の中から階層的意思決定手法を用いて1つの代替案を選ぶとして、価格性能競争について解析を行い、企業がマーケットシェアを拡大するにはどのような戦略が有効かを分析することを目的としている。実際私達がものを購入するとき商品の価格だけでなく性能にも十分重要視しているが、性能を重視するとしても、どの性能を重視しているのかでその商品の特徴はさらに異なってくる。例えばPCの場合、CPU、HDDの容量、メモリの容量など様々な性能が備わっている。だからといって全ての性能を上げてしまうと商品の値段も上がってしまう。どの性能が消費者のニーズを満たすのかを細かく理解することで企業はそれに特化した商品を開発し値段を抑えることができる。分析の結果、マーケットシェア拡大を目指す企業にとって、ライバル企業に無い独自の特徴を創り出すことが効果的な戦略であることが得られた。
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© 2009 経営情報学会
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