CIOという言葉が生まれたのは1980年代とされているが、
ICIS(ISに関する世界だ最大の国際会議)では昨年初めて、CIOに焦点をあてたセッションができた。また、わが国でもJUASの「イノベーション経営カレッジ」(CIOカレッジ)が動き出し、経産省では「CIO育成カリキュラム策定事業」も開始された。
米国では、すでに複数の大学で、CIO教育プログラムが動き出している。
このようにCIOに対する関心は、ますます高まってきているが、その育成については、
きちんとした議論がなされているわけではなく、IS2002のような標準カリキュラムも確立していない。
このような背景を踏まえ、経営情報学会では、来春から「CIO育成カリキュラム研究」に関する特設研究部会の
設置を検討している。
ここでは、CIO育成をテーマとしたパネルディスカッションにより、現状の把握と問題点を洗い出し、
問題意識を共有することを目的とする。