抄録
ソフトウェア開発会社の社内つぶやきシステムを分析して報告する.対象企業ではこのつぶやきシステムが,業務とは独立したインフォーマルなコミュニケーションの場として,本社勤務者の他に地方勤務者や客先勤務者にも長期にわたり継続使用されている.
このシステムのつぶやきに出現する用語を解析し、話題を抽出する。この話題の変化と残業時間の関係を探ることで、残業時間の数字には表れない兆候を探ることが出来ると考える。話題の推移の安定状態からの乖離状況と残業時間との相関を調べることで、前向きに頑張れている状態なのか、休養が必要な状態なのか、そのような兆候を把握することを試みる。さらに,つぶやきにおける話題の変化の可視化を試みる.