抄録
ソフトウェア・テストのアウトソーシングについて可能性と課題を踏まえ、プラットフォームについて検討する。
モバイルデバイス普及に伴う相互運用性検証の複雑化は、テスティング・サービスの事業化を考える者にとり機会である。しかし中小IT企業が事業を進める上で、検証用機器や検査ツールの自己調達、テスト設計のノウハウ不足などの課題がある。この状況の打破には共通基盤を提供するプラットフォーマーが不可欠である。
沖縄県ではプラットフォーマーとして一般社団法人IIOTが設立され、モバイル端末等の検証用機材や検査ツールの整備、テスト効率化のためデータベースの企画など、テスティングビジネスが創発する条件が整いつつある。