抄録
わが国においても、インメモリ技術を活用し、会計情報システム(AIS)の変革を試みる企業が増加傾向にある。インメモリ技術とは、インメモリデータベースマネジメントシステム(IMDBMS)とも呼ばれ、コンピューターのメインメモリ上にデータを保存することで、大規模データのリアルタイム処理を可能とする技術であり、ユーザが自由にローデータを集約・分析出来ること等に特徴がある。本稿では、IMDBMSを備えたエンタープライズシステムに関する公表された導入事例を通じて、AIS研究における4つの視点(意思決定支援、リアルタイム性、財務的貢献、導入の成功要因)から、インメモリ技術がAISに与える影響について考察する。