抄録
1990年代中頃に始まる初期のインターネット社会では、その受容は、年代に関わらず、国民に共通の環境変化であったと言える。しかし、インターネットがモバイル機器と融合する過程でSNSが次々と登場しラインのように若い年代を中心に急速な支持を得ている。
現在、各年代によって主に使用するSNSは異なっているといえ、それによって醸成される情報倫理観は各年代で同一であるとは言えないであろう。そうであるとするならば、この年代ごとの情報倫理観の違いは収斂していくのか離散するのか、または「収斂させるべき」ということが現実的であるか、さらに踏み込んで情報倫理観を社会で統一することの意味合いも再考する必要があるのではないか。