抄録
近年、ウェアラブルデバイスに普及の兆しが見えている。腕時計や眼鏡などの外観をしたその新しいデバイスは、特に業務においてどのように活用するかに注目が集まっている。市場のニーズを見てみるとヘルスケア、ペイメント、エンターテインメント等の様々な活用方法があるが、その中でも現場作業員の業務を数値化し適切なアウトプットを行い、いかに雇用主の利益と労働者の豊かさをもたらすかを提案する。特に近年では健康日本21などの社会的環境の変化から各電子機器メーカーやソフトウェアメーカーが市場に介入してきている。このような環境的要因も含めて今後どのような市場推移をたどるかという視点も考慮しなければならない。