抄録
本研究では、大阪府東大阪市の中小企業が開発した革新的製品を取り上げる。研究の目的は、災害時に生活支援に貢献するこのPA-13Aという製品の普及を阻害する要因を明らかにすることである。次に、インタビュー調査の結果から、イノベーションの普及を促進し、事業として軌道に乗せられるようなより効果的な方策の提案を試みる。もし、災害が起きて都市ガスが停止したとしても、PA-13A(液化ガスエア発生装置)は、人々に対してガス供給を継続することができる。PA-13Aは、阪神淡路大震災、新潟中越沖地震、そして東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)において導入され、貢献した実績がある。