抄録
OTC医薬品(市販薬)は、様々な媒体で広告されおり、その広告効果の測定は重要な課題と認識されている。本報告では、その広告からの記憶の一部(銘柄の記憶、広告接触の記憶、パッケージ色の記憶)の関係について、東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県の在住者からネット調査で得られた約1200件のデータを用いて解析を試みることにする。市販のかぜ薬について、(a)一定期間中の使用の有無、(b)思い出される銘柄、(c)広告媒体接触イメージ記憶の有無、(d)連想されるパッケージの色、などの相互関係を明らかにしていきたい。